あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場

ときわ

ときわ〔ときは〕【▽常×磐/▽常▽盤】[名・形動ナリ]《「とこいわ」の音変化》1 常に変わらない岩。 ・ 「皆人の命も我もみ吉野の滝の―の常ならぬかも」〈万・九二二〉 2 永久に変わらないこと。また、そのさま。 ・ 「大君は―にまさむ橘の殿の橘ひた照り…

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同情なんていらない だから本当のことなんて言う必要も無い 欲しいのは唯一つのもの それを手に入れるためならなんだってする 何が欲しいの? なんだってあげる だってそれ以外必要の無い空櫃の人形だもの いらないものは全部あげるわ 誰も手も足もつながれ…

想念と情念の狭間で

冬の夜。 それは雲が垂れ込めようとも凛とした大氣に不純物は無く、光の粒子が何者にも邪魔をされず遠くまで光を届けている。 空の色は夜の海の色と同意義であり、それを映す私の瞳も暗い胡乱な色を見せて真偽を確かめようとする意志を塞ぎ欺瞞も怠慢も何も…

日勤なのに夜中に目が覚めた 起きる自信ない〜 泣きながら目が覚めて 脳裏に残る言の葉と面影に自分の本当の哀しみを知る 昔から親しい人の前でしか泣けない自分だから 幼き日々に手をつなぎたくて追いかけた温かな掌に包まれて 赤子のように泣いた 笑ってい…

逆巻く風に告げよスレより http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/comic/855/1136595575/4 何気に裏日記かもしれない 詩は細かな事情を説明しなくても生の感情だけを伝えることができるから好き

そしてこの瞬間でさえも 心に突然出来た虚無に気付いた時から 記憶を失うとそれを埋めようと人は画策する 気付かなければそれは虚無ではなく『以前からなかったもの』でしか過ぎない 忘れ去られた記憶と人は何処へ 古井戸に落ちた幼子のおもちゃの様に手には…

両手いっぱいの花束の様に

両手いっぱいの花束の様に 誰かが愛を求めて誰もが愛されたがってる 優しい言葉を労いを求めてる 幼い吾子が抱っこを求めるように 両手いっぱいの愛を アナタの嫌いな上司も 不倫をしてる同僚も 気難しい親父たちも 急かしい母たちも 朝のホームの階段で眠い…

天長地久

千早ぶる姿に人は恐れるが荒く粗野なれど卑しからず 蒼茫を駆ける二条の光芒は無垢なる眸に宿る明けの明星 我と汝は壮絶の刃 朝日に打ち照らされ輝く痩躯の嶺は爪牙の如し 永き時を並び往かん それが常なる道理ゆえ どんなになっても逃げられない存在である…

【訃報】"「電波ゆんゆん」の元ネタで有名" 詩人・宗左近氏が死去 ttp://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1151074396/ N速+からです。ブログから2gh直リンはダメなのでhは抜いてます。 始めて知った人ですが心打たれました、特にこんなところが。 福…

ほら あれを見てごらん

ほら あれを見てごらん あれは石楠花 花小道 二人で歩いた峠の山道 新緑萌える峠の古杉をはるかに望み 山頂の大楓も 今は緑の山模様 昔をふと思い出して詩を書いてみる。 仕事柄、小学校の遠足に行った山の近くに行ったりする。 さつきの花も散ると梅雨が終…