あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場

両手いっぱいの花束の様に

両手いっぱいの花束の様に


誰かが愛を求めて誰もが愛されたがってる
優しい言葉を労いを求めてる
幼い吾子が抱っこを求めるように
両手いっぱいの愛を


アナタの嫌いな上司も
不倫をしてる同僚も
気難しい親父たちも
急かしい母たちも
朝のホームの階段で眠い目をこすっている女の子も
徹夜明けの廃ゲーマーたちも


自分の為の居場所を自分だけの特別を持ちたがっている
理解して守ってくれる癒される何かを求めている
陽の光を受け真っ直ぐ伸びるひまわりの様に
真摯で当然な存在を


そこに愛はありますか
どんな冷たい仕打ちに瞳が霞んでも
一番必要なものを忘れなければ
いつか手に入する
あの時失った場所に戻れる


愛が必要なら愛をあげよう
居場所が必要なら居場所を共有しよう
人はどこでも人の側で生きているのだから
だから今は希望握りしめて
心離さないで