あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場

ほら あれを見てごらん


ほら あれを見てごらん
あれは石楠花 花小道
二人で歩いた峠の山道
新緑萌える峠の古杉をはるかに望み
山頂の大楓も 今は緑の山模様



昔をふと思い出して詩を書いてみる。
仕事柄、小学校の遠足に行った山の近くに行ったりする。
さつきの花も散ると梅雨が終わるまで石楠花が咲く。
遠足の時は秋で濃艶の緑の中で居たのだけど。



ふと呟く
卑しくも儚く
未だその名はこの胸の十字架


ふと問う
悲しくも切なく
未だその名は魂の友の名


終わらない唄と変わらぬ姿
哀しけれ愛しけれ
振り向く君の幼さよ