あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場

天長地久

千早ぶる姿に人は恐れるが荒く粗野なれど卑しからず
蒼茫を駆ける二条の光芒は無垢なる眸に宿る明けの明星
我と汝は壮絶の刃
朝日に打ち照らされ輝く痩躯の嶺は爪牙の如し
永き時を並び往かん
それが常なる道理ゆえ


どんなになっても逃げられない存在である自分自身、人生という荒野を終点まで連れ立ってゆく自己。時には心に刃を、明日に希望を夕に疲労を、羨望に絶望を、人は携え生きていく。