2006-06-26 天長地久 詩 千早ぶる姿に人は恐れるが荒く粗野なれど卑しからず 蒼茫を駆ける二条の光芒は無垢なる眸に宿る明けの明星 我と汝は壮絶の刃 朝日に打ち照らされ輝く痩躯の嶺は爪牙の如し 永き時を並び往かん それが常なる道理ゆえ どんなになっても逃げられない存在である自分自身、人生という荒野を終点まで連れ立ってゆく自己。時には心に刃を、明日に希望を夕に疲労を、羨望に絶望を、人は携え生きていく。