あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場

不老不死・彷徨える旅人


砂礫の望楼より眺めしは孤独
ここは世界の終点地
砂の城の魔人は今日も謳う
呪われし運命と永遠の孤独を


学生時代から不死と放浪の物語をあれこれ考えてました
よく夢に見るのですが
砂漠の煉獄に幽閉されて
僅かな食料と睡眠の引き換えに
砂礫に埋もれてしまわぬように汚泥や砂をかき出し
馬車馬のように鞭を打たれながら使役し
砂漠の籠城たるここはいつから存在するのか
何の罪を犯してここに幽閉されたのか
いつからここに居るのか
自分は何者なのか
なにもかもわからなくなるころ
塔の天辺より夜明け前の真っ暗な地平線を眺め
世界が終わる予兆を感じ開放される日を待ち続ける
しかしそれは永久に来ることは無い夢の中の夢
…自身は決して死なない存在ということも忘れて…
忘却の河レイテを渡り来たるものはそのすべてを忘れてしまうのだから


断片的に書きましたがこれ物語として書けるのか私の技量では甚だ疑問です
この主人公を軸に彷徨える永遠の旅人を書いてみたいと妄想してますけど
漠然としすぎていてずっと昔から形になるほど推敲できてない


そこでギアスに出会ったもんだから再燃して何かこれを基に書けるかもと色々推敲してますけど…うーん…難しい…
不老不死の哀しさ不毛さや運命や生きることの理不尽さを書けたらいいなあと…元々はギャスターブ・ドレの宗教画の「彷徨えるユダヤ人」と聖書にある同じ逸話をモチーフにしています


…生とは死とは人生とは…これは一生かけて追いかけたいテーマです