2008-03-16 まだ旅の途中 詩 あてのない旅に出て ちっぽけな自分を拾ってくる それは震えて泣いていた 明日は泣かないと誓いながら これが命がけの愛だということを忘れていたよ 命の対価を忘れてはならない 幸せの代償を滞らせてはならない せめてこの旅をもうすこし続けさせて いつかは終わるおとぎ話だとしても おぼえていますか 泣きながら生まれてきた日のことを 初めて抱いた日のことを おぼえていますよ 泣きながら産んだ時のことを 震える腕で濡れたあなたを抱きしめたことを その日私はやっと母親になれたのだから