あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場

最終回に寄せて

C.C.はゼロレクイエムの結末がなんたるか知っているのに戻って来いと言い、そしてルルーシュは戻れない道を行くのに約束したのだな。
ルルーシュは自らの死を持ってスザクに頚木を与え、全権の信頼があるからこそ、その重い運命を託して。
罰せられなかった罪に苦しんでいたスザクはその重き十字架を命をかけて全身全霊で背負うのだろう、人として当たり前の幸せを幸せを望むことすら捨てて、肉体的にも簡単に死なない彼でもいずれ迎える終末のその日まで。
ルルーシュの死は、願いは、世界を、変えた。



C.C.はカグヤにやさしいといった
C.C.も十分やさしい
最後に気付いたカレンも
ルルーシュもスザクもみんなみんなやさしい
これこそが彼等の望んだやさしい世界なのだろうな
一途に生きることを望んでいた彼だけが
ナナリーの幸せを一番望んでいた彼だけが
居ない世界なのだけど



不死の魔女に約束を、か・・・
Cの世界で再開すれば叶う安易な願いでもない
ナグナレクの遺跡はルルーシュ皇帝の手で壊されてる可能性もある
彼のことだからなんとしてもC.C.の元に現れるだろう
どのような形にせよ必ず
叶わなくとも叶えるのが彼なのだから
故に不死の魔女は絶望していない
永い時の果てで約束の果たされる日を
邂逅する時を信じているのだから
現実とはならなくとも
彼の残した世界を見守りながら


昔好きだったSF小説の題名に寄せて
「あなたの魂に安らぎあれ」
最後まで見届けさせてくれてよかった


ありがとうコードギアス
さようならコードギアス


贖罪の意味とかやり方とか考えさせられました
白い服は遠くからでも血潮の赤が映えるのだな