あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場

情景と声と


からっぽな心にきみの声が響くよ
またあのときのように
笑いあえたらいいのに


時は無常にも刻々と刻むことしか知らない
いつかは誰もが老い
若いままのきみを忘れてしまうのかな


今は近くにあるのだけど
遥か遠くの情景が私たちを揺さぶる
褪せて薄れて哀しみも歓びも幾つとせ


それまで虚空に響くきみの声を聴くよ
楽しい思い出と親しい同胞と共に
それが日常になる日まで