あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場

三年前、タンクマニアってネットゲームをしてたんですよ。
時には遅く帰ってきた旦那も一緒に。
英語表記が当たり前の外国ゲームだから難読症の自分は読めないけど動作を繰り返して覚えてしてました。
旦那に代わるととっても手間取ってるんですよ、普通に英単語読んで出来るはずなのにと思ってどんくさいから怒っちゃったんですよ。
それから私もネットゲームから離れてしなくなってたんですがつい先日従兄から「そのことを今も気にしてる、二度とPCもゲームもしたくないと思ってる」と元亭主の気持ちを聞きました。
旦那がまさかローマ字もまったくダメだとはその時まで知らなかった。
早くに気付くべきでした。元亭主もこちら側の人間なんだと。


自分が一番気付かなきゃいけなかったのに。
言われたことの辛さは一番知ってるのに。
お互いが言葉超えて安心できる何かを感じているとしたら、もしかしたらそこがあるからかもしれないのに。
工事の図面は立体を二次元にして書いてあるわけですが、それを立体的にすぐ読めるのは元亭主の会社で本人が一番早いからまさかと思ってたけど、従兄の言葉をまとめると…。
必死に隠してたみたい、私も娘の事がない限り他人に言うなんてありえないしそれはよく理解できる。


姉弟のような夫婦だと言われることの多い二人だった、まともなアチラ側の身内より感覚の共有はしてるのかもしれない。人間として取ってきた態度は如何なものか、その辺も含めて深く思慮してます。同じと思って信用してた人間に冷たくされた、今までずっと理解されてなかった理解して欲しい説明も中々出来ない、自分自身さえもよくわかっていないのに…。
私の母はまだ娘の難読症を私の虚言だと言い張って信じたくないようですが、擁護学校の専門家の視察によりほぼ確定されています。簡単に読めて当たり前の人からすれば信じられないんでしょうが、娘や私、そして元亭主の当たり前は普通と違う、世界の見え方から感じ方までも全部違うってことなんですよね。私はその普通を知らないから簡単には比べられないし、上手く言い表せる言葉も知らないのだけど。


だからと言って自己表現をしないわけじゃない、人よりうまく使えてない左脳よりも人よりは発達しているであろう右脳を使って、牛の様に遅々ととろくても一歩も引かずに世界のどこかで同じような人たちは、なにがしかをして自分のアイディンティティを確保し何かを創造しているはず。あかんぼうと母親の様に言葉のいらない世界。感覚と感情の行きかう世界。物事の上っ面より理の本質を掴んだ世界。でも的確に言い表せる言葉も人も存在していない、たぶんそんな理想郷。


今日も風呂入ってご飯食べて夜勤行ってきま〜す。