あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場

舞踏

道化が踊るでたらめなダンス
懸糸はすり切れ傀儡達は地べたに這いつくばる
物語は終わり幕は閉じる
意味がないもので空間が埋め尽くされ
わずかなものしか価値がわからない小さな脳みそ
揺れる景色と感情の中で死出の旅支度
不帰の途上
心理の突堤
先は長いが命は短い
細切れ切れの叫びは不滅の歌
朽ちた傀儡が風になでられ鳴いている
細切れ切れの声は不滅の詩