あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場

石の巨人

戦士の休息

http://sossos.s9.x-beat.com/7575/relm/relm.cgi?mode=continue&no=9&type=edit&page=1

「安心してくれ、俺は何もしない。ただ少し身体を休ませたいだけだ、落ち着けば出て行く。」
出来るだけやさしく男は言うと砂漠の熱砂を避けるためのストールをはずした。
額の大きな古い傷、そして戦闘のときに受けた傷で腫れ上がった顔の右側・・・小心な小鳥のように身を震わせている彼女をさらに驚かせるには十分だった。
(痛そうな怪我・・・他にも怪我をしてるかもしれない…)
彼は怪我をしている。そう思うと彼女は身体が動き彼の顔の傷にそっと触れた。