あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場

彼(か)の人へ

彼は夢を見たまま潰(つい)えたのだろうか
それとも死は夢の終わりであり彼は無明の闇に命を散らせただけなのだろうか


日はまた昇る
しかし
今日と言う日は二度と無きものを・・・


生きなければ
一歩一歩踏みしめて歩まなければ
明日は見えてこない


疲労が理性を凌駕し本能と愚痴だけの獣になると
死人に今の状況を良いのか悪いのか問いてしまう
生者は生臭く聞いても素直に答えてくれないから
最果て天上のアリアが聴こえる・・・