あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場

雨降る神在月の頃

冷たい雨に打たれていると
まるで水をぶちまけられた猫のように
情けなく悲しくなる


いと哀れはこの身の性か
或いはこのような母に頼らざるおえない吾子らか


ものの哀れと言うがいい
今この時も自壊する心を作り直しているのだから


悲しみも喜びもここには無く
冷たい雨がいとおしい


あるがままにあり
なすがままになせ


愛しき愛しき獣よ