あほろばの手記

生死確認かチラシの裏に書くような散文置き場


夢のあとさき・前回最終書き込み場所
http://aokiyoru.ifdef.jp/TAYU/yume-2.htm




『夢のあとさき』より


暑い夏と焦げたアスファルトの上に立っていても異界の君の名前を知っている。
心に広がり続ける空漠の情景。
不可逆変化を起こしたエントロピーは増大し続け縮小は決して行われない、
不可視の無限に一つの宇宙と幻想の掌のウテナが存在している。
夢を見ているのは『私』なのか、それとも『わたし』なのか、曖昧模糊に意識は行きかう。

眠れる虎はどこにいる?

星の瞬く僅かな間、ヒトトキの夢を視る。


レイニーレイニー
いとおしい歌い鳥よ
私の心を癒しておくれ
それは『私』と火蜥蜴男が渇望するグランディーバの聖歌


レイニーレイニー
それは星の名前を告ぐ鳥


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